マーケット市況情報

2019年03月13日 11時00分

2019年2月の貴金属市況2019年03月13日 11時00分

価格ベース
金 プラチナ 銀 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,320.75ドルでスタートした2月のドル建て金相場は月初、米1月雇用統計の良好な結果からドルが買い進まれたことで上値を削り1,310ドル台中盤まで下落。その後も中華圏の旧正月から動意に欠ける展開が続いたあとは、欧州経済の成長を巡る懸念が台頭する中でドルが対ユーロで上昇すると、月間最安値と同レベルの1,300ドル台中盤まで続落。しかし、米国の対中関税引き上げ期限までに首脳会談実現の可能性は低いとの報を受け、通商問題に対する不透明感が強くなると1,310ドル台中盤まで値を戻した。その後は、欧州経済の後退懸念や米政府機関の再封鎖懸念、良好な米1月消費者物価指数を受けた年内利上げ継続観測といった材料から売り買いが交錯する中、14日には月間最安値の1,305.65ドルをつけた。
その後は、予想外に低調であった米経済指標を受けドルが下落したことで堅調地合いへと転換。米中通商協議再開や1月のFOMC議事要旨発表を前にドルが続落し、上げ幅を拡大すると20日には月間最高値の1,345.75ドルまで上昇。約10ヶ月ぶりの高値となったものの、FOMC議事要旨にて年内追加利上げの停止について見解が示されていなかったことでドルが買われる展開となり下落に転じると、利食い売りも巻き込み上げ幅を打ち消す形で1,320ドル近辺まで下落。月末28日には1,319.15ドルまでやや値を落として終了。

■円建て金相場
4,655円でスタートした2月の円建て金相場は、ドル建て金相場の下落に伴い7日に月間最安値の4,644円まで下落。月半ばにかけてドル建て相場の上昇と円安が相俟って底堅く推移すると21日に月間最高値の4,793円まで上げ幅を拡大。月末にかけてドル建て相場が軟調となると28日には4,735円まで値を下げて終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
822ドルでスタートした2月のドル建てプラチナ相場は、月初、中華圏の旧正月休みを背景に820ドル近辺で動意に欠ける展開となった。その後は、欧州委員会によるユーロ圏の経済見通しが引き下げられたことで800ドルを割るレベルまで下げ足を強めた。良好な米経済指標を背景とした年内利上げ継続観測や、英国のEU離脱に対する不透明感が払拭されない中でドルが強含むと徐々に下値を切り下げ、14日には月間最安値の782ドルまで下落。
しかし、この安値圏では買い支えられ堅調地合いへと転換すると、弱い米経済指標や米金融当局者の年内利上げに対する消極的な発言を背景にドルが弱含み800ドルを回復。その後は、金相場の上昇に連れ高となり続伸すると、主要生産国である南アフリカの電力不足に関する報道から買い支えられ845ドル近辺まで底堅く推移。更には、同国の金鉱山会社と労働組合の労使交渉を巡りストライキの動きが見られ、これがプラチナ鉱山にも波及するのではとの懸念から買いが旺盛となると、月末28日のロンドン時間午前に月間最高値の874ドルまで上昇し、同日ロンドン時間午後にはやや値を下げ871ドルで終了。

■円建てプラチナ相場
2,976円でスタートした2月の円建てプラチナ相場は、徐々に上値を削るドル建てプラチナ相場を受けて12日に月間最安値の2,891円まで値を下げた。月末にかけてドル建て相場が堅調地合いとなり、為替相場も円安方向に動いたことで底堅く推移すると月末28日に月間最高値の3,177円まで続伸し終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
16.01ドルでスタートした2月のドル建て銀相場は、1日発表の米経済指標を受けドルが強含むと15.70ドル近辺まで下落。その後、やや値を戻す場面が見られたものの、米中通商問題の先行き不透明感を材料視した銅やニッケルなど非鉄金属の下落に連れ安となり上げ幅を打ち消す展開。その後も良好な米経済指標を受けたドル買いから、14日には月間最安値の15.58ドルまで値を下げた。
その後は、低調な米経済指標や米中通商協議の再開を受けて上昇する金相場に連れ高となり16ドルを突破すると、20日には月間最高値の16.04ドルまで上げ幅を拡大。20日発表の1月FOMC議事要旨では、年内追加利上げ停止についての明確な見解は示されておらず、ドルが強含む展開となったことで軟調地合いへと転換すると15.80ドル近辺まで下落。その後は16ドル近辺まで反発したものの、世界経済の減退に伴い需要減少観測が台頭する中で上値は抑えられ、再び下落へ転じると、政治的リスクの一服から軟調な展開を見せる金相場につられる形で月末28日には15.82ドルまで値を下げて終了。

■円建て銀相場
59.10円でスタートした2月の円建て銀相場は、軟調なドル建て銀相場を受け下落すると7日には月間最安値の58.20円まで下げ幅を拡大。その後は、月半ばにドル建て相場の上昇と円安が相俟って21日に月間最高値の60.10円まで値を伸ばすと月末にかけてドル建て相場が下落したことで28日には58.90円まで値を戻して終了。

■為替
月間最安値の108.94円でスタートした2月の為替相場は月初、米1月雇用統計が発表され失業率は上昇したものの、賃金の伸びや非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことから雇用環境の改善が確認され5日には110.03円まで上値を伸ばした。しかし、その後は米政府機関閉鎖に伴い発表が遅れていた米経済指標が市場予想を下回ったことや、上値の重い米国株を受けて徐々に値を落とすと8日には109.84円まで反落。
その後は、欧州圏の弱い経済指標を受けドルが対ユーロに対して強含むと、これが為替市場全体に波及。良好な米1月消費者物価指数も相俟って月間最高値と同レベルの111円近辺まで買い進められるも、軟調な米経済指標を受け110.40円近辺まで反落。その後は、日銀総裁の追加緩和に関する発言を受け110.80円近辺まで上昇すると、111円が意識され同値付近で方向感なく推移。月末にかけては、米大統領が対中関税引き上げ時期延期を発表したことで26日に月間最高値の111.01円まで上伸。その後はやや弱含みながらも、月末28日には110.87円で終了。

略語注釈
FOMC:連邦公開市場委員会 EU:欧州連合

以上
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