マーケット市況情報

2019年03月05日 10時00分

週報(2/25〜3/1)2019年03月05日 10時00分

850ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、南アフリカ情勢を背景にして近年では珍しく金相場と異なる値動きを見せたことが特徴的な展開となった。南アフリカでは金鉱山会社の労使交渉に関連したストライキの動きがプラチナ鉱山に波及を見せたことが、これまでプラチナ市場の供給過剰の需給構造を背景に売りポジションを拡大させていた投機家の買戻しを迫る結果となり一時870ドル後半まで上昇した。週末には金相場の下落から上げ幅を縮小し860ドル台中盤まで下落して越週した。

1,330ドル近辺でスタートした先週の金相場は、24日にトランプ大統領が米中貿易交渉の進展を理由として関税引き上げ期限を延期すると発表した事を受けてドル高が進み、1,330ドル近辺で上値を抑えられる展開となった。中旬にはFRB議長が議会証言の中で利上げに慎重な姿勢を見せ、また英国ではメイ首相がはじめて離脱の延期を示唆した。米中問題、英国のEU離脱問題、米金融政策それぞれに不安感が薄れたことから金相場は投機筋の利益確定の売りが強まると、週末にかけて下げ幅を拡大し、1月以来の1,300ドルの大台割れとなり1,290ドル台中盤で越週した。

15.90ドル近辺でスタートした銀相場は、独自材料に欠ける中で金相場の動きを材料にした売買に終始する結果となった。週央は15ドル台後半を維持したものの、週末に下げ幅を拡大。金相場が大台の1,300ドル割れの下落をしたことも嫌気して、15.20ドル近辺で越週した。

110.75円近辺でスタートした円相場はFRBの利上げに慎重な姿勢が示されたことや、米中通商問題に関しても前向きな方向で調整が進んだ中で、111円を意識した値動きが続いた。さらに、28日に発表された米10〜12月期のGDPが市場予想を上回ったことをきっかけに円安ドル高が進行すると、節目と見られていた昨年末の111.40円を抜けたために値動きは加速、111.90円近辺にて越週した。

略語注釈
FRB 米連邦準備制度理事会
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