マーケット市況情報

2018年07月10日 10時00分

週報(7/2〜7/6)2018年07月10日 10時00分

850ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、米中貿易摩擦激化への警戒感や中国経済指標の悪化を背景とした中国株や非鉄金属の下落につれ安となり、一時800ドル割れまで下落した。その後は金相場の上昇に後押しされ850ドル近辺を回復すると、週末の米国の対中追加関税発動を待つなかで積極的な売買は控えらえた。予定通り追加関税が発動されると一時830ドル台まで下落したものの、中国の報復関税も事前報道通りの内容だったことから買戻しが優勢となり840ドル台後半で越週した。

1,250ドル台前半でスタートした先週の金相場は、人民元やユーロの下落、また良好な米6月ISM製造業景況指数を受けたドル高基調を背景に1,240ドル近辺まで下落した。しかし、ドル高一服後は米国の独立記念日を控えて買い戻されると、週末に米国による対中追加関税発動を控えた模様眺めから1,250ドル近辺で揉み合う展開となった。その後、米国が340億ドル相当の追加関税を発動すると、中国もほぼ同額相当の報復関税を発動したが、これらはともに予定されていた通りの動きだったため相場への影響は限定的だった。また同日発表の米6月雇用統計は比較的良好な数値を示したが、あまり材料視されず1,250ドル台中盤で越週した。

16.10ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初、金相場の下落や中国株安等を受けた非鉄金属相場の下落を背景に15.80ドル近辺に下落した。その後、金相場の反発に追随したものの、米中貿易摩擦への懸念が続く中で非鉄金属相場は軟調な推移を続けたことから上げ幅は限定的だった。週央は米国が休日となり様子見ムードが広がるなか16.00ドル近辺で小動きに終始し、米国による対中追加関税発動後も、中国の報復関税も含めて予定通りの動きに反応は鈍く、16.00ドル近辺で越週した。

先週の円相場は110.70円近辺でスタートすると、週初は中国株安や対ドルでの人民元の下落を受けてやや円安ドル高の動きとなり、一時111円台をつけた。一方で週末に米国の対中追加関税発動を控え、円に対するリスク回避的な買い圧力も強く、111円越えでは伸び悩むと、中国株や人民元の切り返しも背景に110円台中盤へと推移した。その後は米国の独立記念日や週末の対中追加関税発動を控えた模様眺めから値動きは限られた。6日に米国が追加関税を発動すると、中国も同額相当の報復関税を発動、また同日発表された米6月雇用統計は比較的良好な結果となった。これら大きなイベントを通過した安心感からこれまで売られていた新興国通貨等が対ドルで買い戻されたことで、やや円高ドル安の推移となり、110.50円近辺で越週した。