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マーケット市況情報
2018年06月26日 10時00分
週報(6/18~6/22)2018年06月26日 10時00分
890ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、南ア大手電力会社での労使交渉激化に伴う計画停電が報じられたものの、あまり材料視されず、米中貿易摩擦への懸念が高まる中で非鉄金属相場の全面安を嫌気した売りから軟調に推移した。さらにユーロや新興国通貨を中心とした対主要通貨でのドル高もプラチナ相場を押し下げる要因となった。しかし、今月中旬以降、ドル高や独ダイムラーや独フォルクスワーゲンでの排ガス不正問題など弱材料が重なったためNY先物取引市場では投機筋の売り越しが増加していたことから、週後半は買い戻しも散見される展開となり870ドル台前半で越週した。
1280ドル近辺でスタートした先週の金相場は、トランプ大統領が中国製品に大規模な追加関税を課す方針を示し米中通商摩擦への懸念が広がったものの、対ユーロや新興国通貨を中心にドルが堅調に推移したことから軟調な値動きになった。さらにECB(欧州中央銀行)の年次フォーラムでパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が段階的な利上げを支持する姿勢を強めたこともドル高を支え、金相場は下値を探る展開となった。一時は約6カ月ぶりとなる1260ドル近辺まで下落したものの、週後半にかけてドルが反落したことから下げ幅を縮小し1260ドル台後半で越週した。
16.30ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週前半は非鉄金属相場や金相場の下落につられたものの、金相場に対する割安感が意識されたことで下げ幅は限定的で非常に底堅い推移を見せた。その一方で、週初から堅調に推移してきたドルが反落しその後も下げ幅を拡大すると、これには素直な反応を示して徐々に水準を切り上げることとなり16.50ドル近辺で越週した。
110.70円近辺でスタートした先週の円相場は、トランプ大統領が2千億ドル相当の中国製品へ追加関税を課す方針を示したことを受けて109.60円近辺まで円高ドル安に推移した。週中頃はリスク回避ムードがやや後退し、またパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がECB(欧州中央銀行)の年次フォーラムで段階的な利上げを支持する姿勢を強調したことからドルの買い戻しが優勢となった。しかし、その後は英中銀会合後のポンドやユーロの上昇や、軟調な米経済指標を受けて再びドルが売られ、109.90円近辺で越週した。
1280ドル近辺でスタートした先週の金相場は、トランプ大統領が中国製品に大規模な追加関税を課す方針を示し米中通商摩擦への懸念が広がったものの、対ユーロや新興国通貨を中心にドルが堅調に推移したことから軟調な値動きになった。さらにECB(欧州中央銀行)の年次フォーラムでパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が段階的な利上げを支持する姿勢を強めたこともドル高を支え、金相場は下値を探る展開となった。一時は約6カ月ぶりとなる1260ドル近辺まで下落したものの、週後半にかけてドルが反落したことから下げ幅を縮小し1260ドル台後半で越週した。
16.30ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週前半は非鉄金属相場や金相場の下落につられたものの、金相場に対する割安感が意識されたことで下げ幅は限定的で非常に底堅い推移を見せた。その一方で、週初から堅調に推移してきたドルが反落しその後も下げ幅を拡大すると、これには素直な反応を示して徐々に水準を切り上げることとなり16.50ドル近辺で越週した。
110.70円近辺でスタートした先週の円相場は、トランプ大統領が2千億ドル相当の中国製品へ追加関税を課す方針を示したことを受けて109.60円近辺まで円高ドル安に推移した。週中頃はリスク回避ムードがやや後退し、またパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がECB(欧州中央銀行)の年次フォーラムで段階的な利上げを支持する姿勢を強調したことからドルの買い戻しが優勢となった。しかし、その後は英中銀会合後のポンドやユーロの上昇や、軟調な米経済指標を受けて再びドルが売られ、109.90円近辺で越週した。