マーケット市況情報

2014年11月07日 17時42分

2014年10月の貴金属市況2014年11月07日 17時42分

価格ベース
金 US$:London Fixing 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:London Fixing  円建:   〃

金(Gold)
■海外金相場
1,208.50ドルでスタートした10月の金相場は、発表された9月の米雇用統計で非農業部門の就業者数が前月比24万8,000人増と大幅に改善したことを受けて、米早期利上げ観測が高まる中、投機筋の売りが優勢となり6日に1,193.25ドルに下落しました。
1,200ドル割れの水準では安値拾いの買いも見られ下値をサポートされると、その後は欧州の景気失速懸念から欧米株式相場が軟調な推移を示したことや米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて早期利上げ観測がやや後退したことなどから上昇基調に転換し13日には1,229ドルに上昇。その後も9月の米小売売上高が8ヶ月ぶりに前月実績を下回ったことや米製造業に関する経済指標の悪化などから、ドルや株式など米国資産に売りが見られる中、金相場は堅調地合を維持し16日には1,241ドルに上昇しました。
その後は堅調な米経済指標の発表を受けて一時1,235ドル近辺に下落する場面が見受けられたものの、米利上げ観測の後退や欧州中央銀行による追加緩和への思惑から下値を支えられると、安値圏での推移からインドや中国の現物需要にも回復が見られる中、21日には月間最高値となる1,251.75ドルに上昇しました。1,250ドルを越える水準では投機筋の利益確定の売りに上値を押さえられると、米労働市場に関連する経済指標に改善が見られたことなどから為替市場ではドル買いが進行する中、27日には1,228.75ドルに下落。
月末にかけては、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で低金利政策の継続が示されたものの量的緩和の終了が決定されたことを受けて、ドル高や米株式相場の上昇が進行すると金相場は下落基調に転換。また日銀の追加金融緩和から円に対するドル高も加速する中、ドルの代替資産としての側面から投機筋の手仕舞い売りが旺盛となり31日に月間最安値となる1,164.25ドルに下落して越月しました。


■国内金相場
4,299円でスタートした10月の国内円建て相場は、月初はドル建て金価格が軟調な推移を示したことで6日に月間最安値となる4,226円に下落しました。その後はドル建て金価格に歩調を合わせる形で堅調な推移を示し、14日には4,293円に上昇。また円安の進行に月半ばにかけても堅調地合を維持し22日には月間最高値となる4,331円に上昇しました。月後半にかけてはドル建て価格の急激な下落に下値を切り下げ31日には4,262円に下落して越月しました。

プラチナ(Platinum)
■海外プラチナ相場
1,274ドルでスタートした10月のプラチナ相場は、月初中国が国慶節の連休でアジア圏からの実需の買いが減少する中、投機筋の売りに押され3日に1,247ドルに下落すると、9月の米雇用統計を受けて米早期利上げ観測が高まる中、投機筋の手仕舞いの売りが旺盛となり6日に月間最安値となる1,217ドルに下落しました。1,200ドル近辺は2009年7月以来おおよそ5年2ヶ月ぶりの安値水準であったことから買い戻しの動きから反発し7日に1,264ドルに上昇すると、休暇明け中国圏からの実需の買いも見られたことなどから堅調地合を維持し9日には月間最高値となる1,284ドルに上昇しました。
その後は国際通貨基金(IMF)の世界経済成長率の下方修正やドイツ経済指標の悪化をきっかけとした米株式相場の下落を嫌気した投機筋の売りに徐々に下値を切り下げる展開となり16日には1,242ドルに下落。月半ばには米雇用市場や景況感に関する経済指標の改善をきっかけとした米株式相場の反発を好感した買いに下値をサポートされると、米早期利上げ観測の後退などから金相場同様に投機筋の買いが強まり21日には1,281ドルに回復しました。
月後半にかけては産業用実需にも目立った動きが見られない中、1,280ドル近辺では投機筋の利益確定の売りに押される展開となり24日には1,254ドルに下落。その後は欧州自動車販売の回復を受けて29日には一時1,270ドル近辺に値を戻したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の終了が決定されたことを受けてドル高が進行する中、金相場の下落に追随するかたちで投機筋の手仕舞い売りが優勢となり月末31日には1,227ドルに下落して越月しました。


■国内プラチナ相場
月間最高値となる4,619円でスタートした10月の国内円建て相場は、6日にドル建てプラチナ価格の急落を受けて月間最安値となる4,298円に下落したものの、9日には4,508円に回復。その後はドル建てプラチナ価格が上値の重い展開となる中、円建ての進行も加わり徐々に下値を切り下げ16日には4,358円に下落しました。月後半にかけては円安基調となったことから4,400円台に回復し31日に4,441円をつけて越月しました。


銀(Silver)
■海外銀相場
17.04ドルでスタートした10月の銀相場は、9月の米雇用統計が好結果であったことを受けて米早期利上げ観測が高まる中、金相場同様に投機筋の売りから3日に16.97ドルに下落しました。17ドル割れの水準では値頃感から実需の買いも見られ下値を支えられると、その後は欧米株式相場が軟調な推移を示したことや米早期利上げ観測がやや後退したことなどから買いが優勢となり9日には月間最高値となる17.64ドルに上昇。17.50ドルを越える水準では投機筋の利益確定の売りが見られ15日には17.01ドルに下落したもの、堅調な推移を示す金相場に追随するかたちで17ドル台を維持。しかし銀独自の材料に欠ける中では上昇基調に転換する力強さはなく、月半ばにかけては概ね17.20ドル~17.50ドルでのレンジ相場を形成しました。
月半ばにかけては米株式相場の上昇やドル高をきっかけに金相場が軟調な推移となる中、銀相場においても投機筋の売りが優勢となり23日には17.07ドルに下落しました。17ドル近辺では値頃感から産業用実需からの買いもみられ、月後半にかけては17ドル台前半で下値を支えられる場面が見受けられたものの、米量的緩和の終了が決定されたことを受けてドル高や米株式相場が上昇する中、月末にかけては投機筋の手仕舞い売りが加速し31日には月間最安値となる16.20ドルに急落して越月しました。


■国内銀相場
 62.70円でスタートした10月の国内円建て相場は、6日に61.90円に下落したものの、月前半にかけてはドル建て銀価格が下値の固い展開となったことから、概ね63円台前半での推移となりました。しかし月半ば以降に円高基調となったことで徐々に下値を切り下げる展開となり、17日には62.10円に下落。月後半にかけても円安基調が継続したものの、ドル建て銀価格の軟調な推移を受けて31日には月間最安値となる60.90円に下落して越月しました。


■為替相場
109.76円でスタートした10月のドル円相場は、3日に108.77円に上昇した後、9月の雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが前月比24万8,000人増となり、市場予想を上回ったことや、失業率も6年2ヶ月ぶりの水準に低下したことから円売り・ドル買いが強まり6日に109.69円に下落しました。その後は国際通貨基金(IMF)が来年の先進国地域の成長見通しを下方修正したことをきっかけに世界景気の先行き懸念が台頭。米株式相場が下落したことを受け、円買い・ドル売りに転換し8日には108.26円に上昇しました。
月半ばにかけては発表された9月開催のFOMC議事要旨で世界的な経済成長減速とドル高に対する懸念が示されたことや、軟調な米株式相場や低調な米経済指標の発表を受けて米景気先行き不透明感が意識され米早期利上げ観測が後退する中、円買い・ドル売りが旺盛となり16日には月間最高値となる105.92円に上昇しました。その後は米雇用に関する経済指標や米鉱工業生産の改善をきっかけに米景気先行き不透明感がやや後退。また米株式相場が反発したことも好感され円売り・ドル買いが優勢となり20日に107.15円に下落。その後も米住宅市場に関する経済指標に改善が見られたことや堅調な米株式相場を受けて円売り・ドル買いの流れが継続し24日には108.03円に下落しました。
月末にかけては米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で雇用などの米景気認識を引き上げ、量的緩和の終了を決定。低金利政策は継続されるものの将来の金利引上げを視野に入れた内容との見方から、円売り・ドル買いが旺盛となり30日には109.01円に下落しました。月末31日には日銀が市場の予想に反して追加の金融緩和策を決定したことを受けて円売り・ドル買いが加速し、2007年12月以来おおよそ7年ぶりとなる112.30円近辺に下落して越月しました。



以上
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