マーケット市況情報

2006年03月13日 09時12分

2006年2月の貴金属市況2006年03月13日 09時12分

価格ベース
金 US$ London Fixing 円建 税抜参考小売価格
プラチナ US$ N.Y.F.M 円建   〃

金(Gold)
■海外金相場
560ドル台後半でスタートした後、イランの核問題を巡り国際原子力機関(IAEA)が2日に緊急理事会を招集するなど中東地域での地政学的リスクが高まった事を背景に570ドル台まで上伸し25年振りの高値を更新しました。しかし、その後高値警戒感から上昇相場の牽引役であったファンド系の追随買いが細ったことから大量の利食い売りを誘発。8日には前日比約20ドルの下落となる548ドル台まで下落しました。この間NY原油相場(WTI)が65ドルから63ドル台に下落した事も金市場での売りを加速させる作用をもたらしました。その後中旬にかけては、新規材料難や現物市場での主要用途である宝飾需要が季節要因的な減退期に入った事などから上値の重い展開に終始。16日には一時540ドルを割り込み月間の最安値となる538.75ドルまで下落しました。その後 20日の米大統領の日の休場を前にファンド筋が持高調整の買いを入れたため上昇し、17日は550ドル台を回復しました。また 月末にかけては550ドル台の往来相場に終始しました。24日にはサウジアラビアの原油施設を狙った自爆テロ未遂事件を受け原油価格が上昇した事から一時的に560ドル台を上回るレベルまで上昇しましたが、影響は限定的なものに留まりました。直近の価格動向を占う上での一つの指標となるNY COMEXにおける投機家の買持ち玉数は、中旬の下落局面で多少手仕舞いが進み、1月末の400トン台から300トン台後半まで減少して越月しました。


■ 為替相場
引き続き日米の金利格差を焦点とした取引が続きました。予想通りとは言え1月末に米国連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラル・ファンド・レートの引き上げ(4.25%→4.50%)が決定された事を受けドル高・円安の傾向となり、月初117円台で始まった後、6日には119円台を回復しました。その後、9日の日本銀行 福井総裁の記者会見では、日本経済が着実に回復しているとの判断のもと、量的緩和の解除が近づいているとの印象を与える内容となった事から、円高・ドル安傾向に転換。中旬にかけて月初のレベルと同等の117円台まで円高が進行しました。しかしその後は米国新FRB議長であるバーナンキ氏は当面前議長であるグリーンスパン氏の政策を受け継ぎ、金利引き上げを継続するとの予測が支配的となった事から、日本の量的緩和政策解除と天秤にかける形となり、ドル円相場は117円から118円台での揉み合い相場を形成しました。しかし、23日に衆院財政金融委員会にて行なわれた、日本銀行福井総裁の答弁で量的緩和政策解除への意思が強い事が確認できる内容となるとドル・円相場は円高方向に急伸。月末にかけて116円台前半まで円高が進み越月しました。


■国内金相場
ドル建て金相場が月初高から月中に下落し、月末にかけてやや値を戻す展開をたどったのに対し、為替相場は概ね月初の円安圏から時間の経過と共に円高傾向となった事から、ドル建て金相場が高く、しかも為替相場も円安圏にあった月初に高値をつける事となりました。結果、上旬の7日に月間の最高値である2,207円まで上昇すると、調整局面入りした金ドル建て相場、量的緩和政策解除の予測から円高傾向に転換した為替相場を睨み、14日には月間の最安値である2,072円まで下落。その後も大幅な回復を見る事無く2,095円にて越月しました。


プラチナ(Platinum)
■ 海外プラチナ相場
1,070ドルと高値圏でスタートした後も、高値追いの展開を続ける金相場を後追いする形で上昇し、3日には月間の最高値となる1,080ドルまで買い進まれました。しかし金の項でも述べた通り、貴金属価格に対する高値感の台頭、原油価格も調整局面を向えた事から手仕舞い売りを誘発。10日には前日の1,060ドル台から一気に1,040ドル程度まで急落しました。その後も売りが売りを呼ぶ展開が続き16日に月間の最安値となる997ドルに達するまでほぼ一方的に売られる事となりました。しかし、当面の下値抵抗線と見られた1,000ドルを割り込んだ事から、その後買が入り反転。価格の主導権は引き続き投機家の手の内にあったものの、1,000ドル近辺ではガラス装置用・自動車触媒用といった現物需要も好転した事もあり、回復基調が軌道に乗ると、20日には1,020ドル台まで上昇。その後やや手詰まりの感が台頭して、1,020ドル台での往来相場を形成しましたが、月末には再度TOCOMを中心に投機家の買いを呼び1,050ドル台での越月となりました。


■国内プラチナ相場
金相場同様、月の上旬にドル建てプラチナ相場が高値圏、ドル円為替相場が円安圏となった事から、3日に4,161円と月間の最高値を記録しました。その後はドル建て相場の下落を反映して下落基調となり、16日の月間最安値となる3,861円まで寒暖なく売られました。下旬にはドル建て相場は回復基調に乗ったものの、為替相場が円高圏での取引に終始した事から、円建てプラチナ価格の上昇は限定的となり、4,000円台を回復する事無く、3,933円にて越月しました。 月を通じての値動きは250円余りで、引き続き激しい値動きではありましたが、12月・1月に比してやや沈静化した感が残りました。(12月・1月共に値動き幅は300円超、しかも押並べて上昇相場を形成しました。)
                                 以上
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