マーケット市況情報

2006年02月23日 10時28分

2006年1月の貴金属市況2006年02月23日 10時28分

価格ベース
金 US$ London Fixing 円建 税抜参考小売価格
プラチナ US$ N.Y.F.M 円建   〃

金(Gold)
■海外金相場
1月の金相場は 520ドル近辺でスタートした後、3日に公表された米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を受け、米国のドル政策金利引き上げ政策が最終段階に入ったとの見方が広がった事から金市場では思惑買いを煽る結果となり4日には530ドル台を回復しました。更には昨今の上げ相場の一つの要因である、米年金系ファンド(ペンションファンド)が運用成績の悪い株式・債券市場から商品市場に資金を移動している事も強気材料であり10日には540ドル台中盤まで上昇しました。加えてイスラエルのシャロン首相の容態が深刻となった事や、イラクでの自爆テロも相場を後押ししました。 その後11日に発表された11月の米国貿易収支で赤字幅が縮小(10月681.3億ドル→11月642.1億ドル)した事が弱材料視され一時的な調整局面もありましたが、金市場を取巻く基本的な地合は強いとする認識に変わりはなく、16日には560ドルを超える価格帯まで上昇しました。560ドル以上のレベルでは、さすがに急上昇に対する高値警戒感が台頭した事や、重要なインフレ指標である米国消費者物価指数が下落した事等が嫌気され19日にかけては一時的に550ドルを割れる場面も見受けられました。しかし国際的テロ組織アルカイダによる対米攻撃予告やパレスチナ評議会選挙でのハマス圧勝により中東情勢の不透明感が一層強まった事等が、所謂 「地政学的リスク回避の金買い」を誘う結果となり、下旬にかけては底値を切上げる形で560ドルを堅持。月末には価格相関関係の高い銀相場が急騰した事も追い風となり570ドル近辺での越月となりました。 目先の価格動向を占う上での一つの指標であるCOMEXにおける投機家の買持ち玉数は月を通じて400トン台と大きな変化が認められず、1月の価格上昇が 現物市場での買いを伴った上昇である事を裏付ける結果となりました。


■ 為替相場
ドル円為替相場は、金の項でも述べた通り、米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を受け、米国のドル政策金利引き上げ政策が最終段階に入ったとの見解から、日米の金利差を利したドル買い/円売りが終焉を迎えるとの観測が台頭。年末117円台での取引から5日には115円台までドル安/円高が進行しました。 更には中国が外貨準備をドルからシフトさせるとの方針とのニュースも出て9日にかけて一気に114円台前半まで円高が進みました。その後も113円台後半〜114円台と円高圏での取引を展開しましたが、一方で急激なドル安/円高に対する行き過ぎ感も台頭。18日のFOMCの発表では1月末時点での米国政策金利フェデラル・ファンド・レートの引き上げが確実視される内容となった事から、「利上げ打ち止め観測」もやや後退する結果となりました。つれてドル円相場は月下旬は緩やかにドル高・円安が進む事となり、フェデラル・ファンド・レートの引き上げ(4.25%→4.50%)が実際に決定した31日には117円までドル高・円安が進行しました。しかしイランの核開発問題やパレスチナのハマス圧勝等、不安定な中東情勢が更なるドル高・円安を抑制する形となり12月のように120円台まで円安が進む展開にはなりませんでした。


■国内金相場
ドル建て金相場が月を通じて概ね上昇基調の推移を保ったのに対して、為替相場が月初から中旬にかけての円高基調から中旬から月末にかけて円安基調に転換した事を背景に、月初から中旬にかけてのもみ合い相場から、下旬から月末にかけて上離れする展開となりました。結果、月初から15日にかけて2,000円から2,040円台で往来を繰り返した後、16日に2,060円台まで上昇すると、月末に月間の最高値となる2,178円に到達するまで、大きな調整局面を向かえる事無く右肩上がりの上昇を継続しました。


プラチナ(Platinum)
■ 海外プラチナ相場
1月のプラチナ相場は980ドル台でスタートしましたが、4日にTOCOMで年初の取引が始まると仕手筋の思惑買いが入り一時1,000ドルの大台を回復するレベルまで上昇しました。その後は1,000ドルと言う心理的高値を越えた事から、一部に高値感が台頭。売り買いが交錯する展開が続きましたが、金市場の価格上昇が顕著となると、それに追随する形で10日には1,020ドルに達しました。その後も16日の米国市場休場(キング牧師の日)を前に市場の取引量が減少傾向の中、ポジション調整の買が入り1,050ドル近辺まで上昇しました。その後一時的に1,020ドル台まで下落しましたが、今まで買い遅れていた一部工業用需要と見られる買に底打ちすると再度上昇基調に転向。金・銀価格の上昇も追い風となり、その後は投機筋に一方的に買われる展開が続き、25日には1,060ドル台まで到達。月末 1,170ドル台で越月するまで調整局面なく上昇相場を維持しました。月を通してほぼ上げ局面が続きましたが、宝飾用・工業用(自動車触媒用・ガラス装置用)等 実需は極めて低調な展開となりました。


■国内プラチナ相場
ドル建て価格が月初安から月末高の展開であった事に加えて、上昇幅が100ドル近くにも及んだ事から、為替相場動向の影響は比較的少なく、素直にドル建て価格のトレンドを反映する形となりました。結果、月初3,776円でスタートした後、翌6日に月間の最安値となる3,724円まで下落しましたが、その後は押並べて上昇基調を維持。月末に月間の最高値となる4,109円に達するまでほぼ一方的に上昇しました。月間の値動き幅は実に385円に達し、12月同様値動きの激しい月となりました。
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