マーケット市況情報

2023年04月11日 18時00分

週報(4/3~4/7)2023年04月11日 18時00分

990ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初1,000ドルの節目への攻防となるも、米経済指標が軒並み市場予想を下回る結果が発表されたことを受けたドル安を背景に大台を超えると1,020ドル近辺まで値を伸ばす展開となった。その後発表されたADP雇用統計等の経済指標も軒並み市場予想を下回る結果となったことでドル安となり1,030ドル近辺まで続伸した。週後半には、急騰に対する利食い売りから反落し1,000ドルを一時割り込むも、週末はイースター休暇を前にしたポジション調整から再び買い戻され1,010ドル近辺で越週した。

1,960ドル近辺でスタートした先週の金相場は、週初3月ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことによるドル安から2,000ドルを目指したものの壁は厚く1,990ドル後半で上値を抑えられた。しかし、その後発表された経済指標も市場予想を下回ったためにFRBによる利上げ観測が後退したことに加え、景気後退懸念への見方が高まったことでドル売りが加速し、2,020ドル近辺まで続伸する流れを見せた。週後半からは急騰に対する利食い売りから軟調に推移するも、欧米圏がイースターによる祝日だったことで値動きもなく2,010ドル台中盤で越週した。

23.80ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初下落して始まるも米国で発表された経済指標が軒並み市場予想を下回ったことによるドル安を材料とした金相場の上昇に追随し、25.00ドル近辺まで急騰した。その後、週後半にかけて利食い売りが散見されたものの、イースター前のポジション調整の買いが下支えし、25.10ドル近辺で越週した。

133.00円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初3⽉ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことによる長期金利の下落から132.50円近辺までドル安が進行した。その後一時133.00円を回復したものの、週央にかけて発表された米製造業受注件数等の各経済指標も軒並み低調だった事で米国経済の後退懸念が高まり131.50円近辺までドル安に推移した。週後半にかけて発表されたADP雇用統計も市場予想を下回り、131.00円を割り込むまでドル安が進行した。その中で、米地区連銀総裁が追加利上げに関して今後も前向きな姿勢を示したことで、一転ドルが買い戻される動きとなり131.80円近辺で越週した。


略語注釈
ADP:オートマティック・データ・プロセッシング社
ISM:全米供給管理協会
FRB:米連邦準備制度理事会
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