マーケット市況情報

2023年01月31日 16時00分

週報(1/23~1/27)2023年01月31日 16時00分

1,040ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初底堅く推移する欧米株式市場を背景に堅調な推移となると、欧米経済指標の改善もあって1,060ドル近辺まで上昇した。その後は翌週に控えるFOMCを前に手掛かり難となる中、ECB関係者の利上げをめぐる発言が経済成長のマイナス要因となるとの見方から下落に転じると、その後も堅調な米第4四半期GDPを受けたドル高から売られる展開となり、1,000ドル近辺まで下落した。週末の引けにかけては安値拾いの買いも見られて1,010ドル近辺まで戻して越週した。

1,920ドル台中盤からスタートした先週の金相場は、週初より小幅な値動きとなる中、米債務上限に関する見通しの不透明さから買われて1,940ドル近辺まで上昇した。その後は上げ幅を失って1,920ドル台中盤まで下落するも、ECB関係者が積極的な利上げを主張していたことが伝わると、ドル安が進行する中で買われて1,950ドル近辺まで上昇した。週末にかけては、米第4四半期GDPが市場予想を上回ったことでリセッション懸念が後退する中で売られて1,930ドル近辺まで下落すると、週末の引けにかけては1,920ドル台中盤から1,930ドル台中盤での狭いレンジで推移、1,930ドル近辺で越週した。

24.00ドル近辺からスタートした先週の銀相場は、週初より23.00ドル近辺まで急落するもその後は欧米経済指標の改善を受けて底堅く推移すると、ECB関係者の利上げに関する発言を受けたドル安が進行する中で買われて23.90ドル近辺まで上昇した。週末にかけては同値近辺での推移となるも市場予想を下回ったとはいえ、依然高止まる米インフレ指標や米債券利回りの上昇を受けてドル高が進むと売られる展開となって23.60ドル近辺で越週した。

129.50円近辺からスタートした先週の為替市場は、前週より引き続く円安基調が継続すると、欧米経済指標を待つ展開の中で底堅く推移、一時は131.00円近辺となった。しかし、週央には米債券利回りの低下やECB関係者による利上げに関する報道を受け、主要通貨に対するドル安が進行する中で円も買われる展開となって一時129.20円近辺まで円高が進行した。週末にかけては、米第4四半期GDPが市場予想を上回って底堅い展開となったことを含め、堅調な米経済が改めて意識されたことからドルが買われ130.50円近辺まで円安が進行したが、その後は依然高止まりする米インフレ指標等を受けて上げ幅を縮小し、129.80円近辺で越週した。


略語注釈
FOMC:米連邦公開市場委員会
ECB:欧州中央銀行

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