マーケット市況情報

2018年05月29日 10時00分

週報(5/21〜5/25)2018年05月29日 10時00分

先週のプラチナ相場は890ドル近辺から880ドル近辺に下落したものの、その後は金相場の買い戻される動きなどに追随する形で反発し、中旬には915ドル近辺まで上昇した。しかし、週末にかけてはドル高の中でも価格を維持した金相場とは対照的に、ドル高に押されて売られる展開となり903ドル近辺で越週した。

金相場は1290ドル台前半から週初、前週末の米中通商協議を受け摩擦解消への期待感からドル高が進み1283ドル近辺まで下落した。しかし、中旬以降は来月の米朝会談への不透明感が強まり、その後23日に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録では金融引き締めの加速に慎重な内容が示され、24日には米商務省が米通商拡大法232条に基づく自動車輸入関税への調査開始発表した。このような地政学的・経済的・政治的不透明感が週後半にかけて広がる中で、金相場も買い戻される事となり1300ドル台を回復。1303ドルにて越週した。

16.45ドル近辺でスタートした銀相場は総じて金相場に追随する展開。ただし、金相場に比すと相対的にはやや値動きが大きい印象となった。週初に16.30ドル近辺に下落した後は、買い戻される展開となり一時16.75ドル近辺まで上昇した。その後、地政学的・経済的・政治的不透明感が広がった週末にかけては利益確定の売りが入ったために上げ幅を縮小し16.55ドルにて越週した。

円相場は110円台後半でスタートした後、週初に米中通商会談の結果を受けた円安ドル高進行から、111円台に乗せるもその後は円が買い戻される動きとなった。23日に5月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が発表され金融引き締めに対してやや消極的との受け止め方がされると米金利が低下。この動きが円高を加速させ110円を割り込むと、その後週末にかけても、米朝会談の中止や、米商務省が自動車関税に米通商拡大法232条に基づく調査を開始したとの報道、イタリア・スペインでの政局不安など、地政学的・経済的・政治的な要素での先行き不透明感がぬぐえず円高基調が継続する結果となり109.40円近辺で越週した。