マーケット市況情報

2013年03月26日 10時00分

週報(3/18〜3/22)2013年03月26日 10時00分


前週末に1590ドル台半ばで終了していた金相場は、前週末開催のユーロ圏財務相会合でキプロスへの最大100億ユーロの条件に自力での資金調達を目的とした最大9.9%の銀行預金への課税を求めた事で欧州債務問題を巡る懸念から安全資産としての金は18日早朝に一時1610ドル目前まで急騰して始まりました。その後利益確定売りに押されながらもキプロス議会が銀行預金課税を否決するとの見通しから週半ばに1615ドル近辺まで上昇しました。否決後は織り込み済みとして伸び悩みましたが、欧州中央銀行(ECB)が21日にユーロ圏の支援合意がなければ週明け25日に資金供給を停止すると通告した事で再度1610ドル台後半まで上昇し、その後は支援合意への楽観的な見通しからキプロス懸念が後退し、1606ドル近辺まで下落して越週しました。

金相場の動きに反してキプロスへの金融支援を巡る不安を懸念した売りで29.1ドル台から28.6ドル台まで下落してスタートした先週の銀相場は、キプロス情勢による安全資産買いから上昇する金とリスク回避の売りから下落するプラチナ、パラジウムの両方に影響される中、週後半にかけて概ね28.7ドル〜29ドルの狭いレンジでの動きとなった後、21日には金相場の上昇に影響される形で一時29.2ドル近辺まで上昇したものの、その後はキプロス情勢鎮静化による手仕舞売りから週末にかけて金相場同様に軟調に推移し、28.69ドル付近で越週しました。

前週末に95.3円近辺で越週していた円相場は、前週末開催のユーロ圏財務相会合でキプロスへの金融支援の条件に銀行預金課税を求めた事で欧州債務問題を巡る懸念から安全資産として円は買われ、18日早朝に一時93.5円近辺まで大きく円高が進んでスタートしました。その後、キプロス情勢への楽観見通しや20日に就任した日銀の黒田新総裁による積極的な金融緩和策への期待感から徐々に円は売られる展開となり週半ばに一時96円を突破しましたが、キプロス情勢への根強い不安や日本の株安を背景に週末にかけて円はジリ高の展開となり、94.50円近辺で越週しました。