家族で考えたい資産の話

親子で考える資産セミナー(広島)

家族の資産を守り、受け継いでいくには何が大切でしょうか。9月4日、広島市中区のリーガロイヤルホテル広島にて、「親子で考える資産セミナー」(中国新聞社主催、田中貴金属工業協賛)が開催されました。経済アナリストの豊島逸夫さんとフリーキャスターの佐久間あすかさんが昨今の経済動向を踏まえながら、どのように資産を守り、運用していけばいいのか語り合いました。会場には約130人が集まり、熱心に耳を傾けました。
<企画・制作/中国新聞社広告局>

主催:中国新聞社 
協賛:田中貴金属工業
日時:2016年9月4日(日) 
会場:リーガロイヤルホテル広島

親子で考える資産セミナー〜賢い貯“金”で資産を守る〜

第1部 親子で話し合っておきたい資産のこと

変動によるリスク少ない金

豊島
経済について、家族で話し合う機会はなかなかないものですが、資産の在り方を考える上でとても大事な問題です。
例えば現在、世界経済が停滞する中で、比較的に好調な米国では金利を引き上げようとする動きがあります。もしそうなれば、ドルの価値が高まり、円安になるでしょう。逆に雇用が減速するなどして、米国の経済状況が悪化すると、ドルは安く、円は高くなります。世界経済の動向は私たちの暮らしや資産に大きな影響を与えます。
日本経済に目を向けると、先行きは依然として不透明なままです。日銀は2%の物価上昇を目標に掲げ、2013年から金融市場に大量の資金を供給する「量的・質的金融緩和」を行いました。ことし1月末には、金融機関が日銀に預けるお金の一部に年0・1%のマイナス金利を付ける政策も実施したものの、7月時点で消費者物価指数が5カ月連続で下落するなど、効果は疑問視されています。
市場にお金が大量に投下される一方で、国債などによる日本の借金が1千兆円に達している状況を考えれば、今後、通貨としての円の価値は低下していくのではないか、と考えられます。このままデフレが続けば、10年後に1万円でどれだけのものが買えるのか、私にも分かりません。
こうした中で今、資産として注目されているのが金(ゴールド)です。株券や債券は発行元が破綻した場合には価値が失われますが、金は金そのものに価値があるため、こうしたリスクはありません。インフレにより貨幣価値が目減りした際には金の価格は上昇し、デフレによって信用不安が起きた際には、実物資産として金が支持されるため、価値は安定しています。どんな有望な企業の株や国債も数十年後にはどうなっているのか分かりませんが、金の価値は不変だといえます。
少子高齢化が進む今後、日本が抱える膨大な借金の影響を受けるのは、子どもや孫の世代です。かけがえのない家族のために資産を守る手立ての一つとして金の価値について、あらためて考え、親子や夫婦でぜひ話し合ってほしいと思います。

次ページ 「第2部 豊島逸夫さんに聞くわが家の資産と金」に続く

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※講演者は、セミナー内容につき、その正確性や完全性について意見を表明しますが、その内容を保証するものではありません。また、過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではありません。

プロフィール

講師
豊島逸夫さん としま・いつお

豊島逸夫事務所代表。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行の国債金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとして活躍。独立後はチューリヒ、ニューヨークでの豊富な相場体験をもとに、金市場に限らず世界経済、国際金融についても多くのメディアで情報を発信する。
MC
佐久間あすかさん さくま・あすか

フリーキャスター。千葉県出身。四国放送(徳島)のアナウンサーを3年間、テレビ大阪の経済・報道ニュースキャスターを3年間務める。2011年10月より日経CNBCキャスター。
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