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2018年06月05日 10時00分

週報(5/28〜6/1)2018年06月05日 10時00分

910ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、イタリアの政局不安を背景に金相場が上昇した一方で、ユーロ安を受けたドルの上昇に上値を抑えられ、週前半は910ドル近辺を挟んだ狭いレンジで揉み合う展開となった。週央には軟調な米雇用関連指標や、急激なユーロ安の巻き戻しからドルが下落したことを受けて週前半のレンジを抜け920ドル近辺まで上昇した。しかしその後イタリアの政局不安は収束に向かい、また米5月雇用統計で雇用の堅調な伸びが確認されたことで、金相場の下落を背景に上げ幅を失い910ドル近辺で越週した。

1290ドル台後半でスタートした先週の金相場は、混迷するイタリア政局に対する先行き懸念からユーロ安や世界的な株安が進んだ一方、リスク回避的な買いを受け1306ドル近辺まで上昇した。その後も軟調な米雇用関連指標や米国の追加関税発動による世界経済への先行き不安等を材料に買い支えられる展開となった。しかし、イタリアで当初首相に指名されていたコンテ氏による組閣が承認され、連立政権樹立の合意に至ったことが伝えられると金相場は反落、週末に発表された米5月雇用統計の良好な結果も重しとなり1290ドル台中盤で越週した。

16.40ドル台後半でスタートした先週の銀相場は、週初はやや軟調に推移したものの、その後はイタリアの政局不安を背景とした金相場の上昇や、軟調な米雇用関連指標を受けたドルの下落等を背景に16.60ドル近辺まで上昇した。しかし、イタリアで連立政権樹立の合意に至ったことが伝えられると、金相場になびいて上げ幅を失うこととなり16.40ドル近辺で越週した。

109.80円近辺でスタートした先週の円相場は、イタリアでの政局不安を背景にユーロや欧米株が下落、債券市場では政治的不安の強い南欧債にも下落が波及し、さらに新興国市場からの資金の離脱なども懸念される中で、円が買われる展開となった。ただし資金の逃避先としてドルも選好されたため円高の進行は108.10円台に留まった。その後も米国の追加関税発動や米朝首脳会談が再び開催に向けて歩みを進めたこと、スペインのラホイ首相の不信任決議など話題には事欠かない週となったものの、個々の事象への反応は限定的だった。週後半にかけてイタリアの政局不安が収束に向かったことや、米5月雇用統計の発表を控えてドルが買い戻されたために円安ドル高に推移し、109.50円近辺での越週した。