マーケット市況情報

2018年05月02日 10時00分

週報(4/23〜4/27)2018年05月02日 10時00分

930ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初、北朝鮮の非核化期待を受けた金相場の下落や、米国によるロシアのアルミ大手ルサールへの経済制裁緩和報道を背景とした非鉄金属相場の下落につられて軟調に推移した。920ドル割れでは安値拾いの買いが活発となり一時930ドル台中盤まで上昇したものの、北朝鮮情勢や米中貿易戦争への警戒感が後退したことや、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和政策の維持も背景にドル高基調が続く中で、基本的には軟調な展開が継続し、910ドル台中盤で越週した。

1330ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、北朝鮮への非核化期待の高まりを背景に軟調に推移した。また、米長期金利の上昇も下落材料となったが、一方で週前半には金利上昇により米株安が進んだことで上昇する局面も見られた。木曜日にはECB(欧州中央銀行)理事会で政策の現状維持が決定されユーロが下落すると、対主要通貨でのドル高を背景に一段安となり、一時1310ドル台中盤をつけた。しかしその後、南北首脳会談において北朝鮮が完全な非核化に合意する形で終了すると、材料出尽くし間から買い戻しが優勢となり、1320ドル台前半で越週した。

17.10ドル台前半でスタートした先週の銀相場は、米国がロシアのアルミ大手ルサールへの経済制裁を緩和する可能性を示したことを受けた非鉄金属相場の急落につられて下落した。その後も、北朝鮮への非核化期待の高まりや、米長期金利の上昇等を背景に金相場の下落になびく展開となった。週央には米中の貿易問題に対して米国が交渉による解決の姿勢を強めたことも押し下げ要因となり軟調な推移を続けると、16.40ドル台後半で越週した。

107.80円近辺でスタートした先週の為替相場は、前週末に北朝鮮が核実験施設封鎖とミサイル実験の中止を発表したことを受けてドルが買い進まれると、米長期金利の上昇による日米金利差も意識され一時109.50円近辺をつけた。週後半には日欧の中銀会合で金融政策の現状維持が決定され、緩和縮小へ道筋が全く示されなかったこともドルの下支えとなり、109円台半ばでの推移を続けた。金曜に開催された南北首脳会談では「完全な非核化」の文言が宣言に盛り込まれたものの、反応は薄く、欧米時間には利益確定などからやや円高・ドル安に推移し109.20円近辺で越週した。