マーケット市況情報

2018年04月10日 10時00分

週報(4/2〜4/6)2018年04月10日 10時00分

930ドル台中盤でスタートした先週のプラチナ相場は、週初は貿易戦争激化への懸念から金相場が上昇する一方で、米株安が進んだことから、方向感を探る値動きとなった。しかし、その後は前週からの下落基調を引き継ぎ水準を切り下げていくと、米中間で報復関税の応酬が続く中、両国政府高官から貿易戦争激化の回避を望む発言が出たことや、米株式の反発を受けて対主要通貨でドル高が進んだことを背景に下げ幅を拡大していった。その後、900ドルから910ドルの間では安値拾いの買いが旺盛となり反発すると、920ドル台前半で越週した。

1320ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、週前半は米中間の報復関税の応酬を受けて貿易戦争激化への懸念が高まる中、堅調に推移した。特に4日に中国政府が発表した関税項目に大豆や自動車が含まれていたことが市場に衝撃を与え、金相場は一時1340ドル台後半まで上昇。しかし、その後は両国政府高官から貿易戦争激化の回避を望む発言が出たことから反落した。週末に発表された米3月雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが予想を大きく下回ったものの、失業率や賃金はまずまずの結果となり、また、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演でも緩やかな利上げを支持する姿勢が確認される中で、金相場に大きな動きはなく、1330ドル台前半で越週した。

16.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初、中国による報復関税の発動や米株式の下落を背景とした金相場の上昇につられ16.70ドル近辺まで上昇。その後も米中が報復関税の応酬を繰り広げる中、リスク回避的な買いから上昇した金相場につられる場面も見られたが、一方で産業用メタルとして側面が強く意識されたことで上値の重い値動きとなった。その後、週央にかけて徐々に水準を切り下げていき、一時16.20ドル近辺をつけたものの、米3月雇用統計の発表前にはポジション調整から反発、そのまま大きな値動きはなく16.30ドル台後半で越週した。

106.20円近辺でスタートした先週の為替相場は、週初、中国の米国に対する報復関税の発動や、トランプ大統領の米ネット通販大手への批判を受けた米株安を背景に105.70円近辺まで円高に推移した。その後、米中間で報復関税の応酬が続いたものの、両国政府高官からは貿易戦争激化の回避を望む姿勢が見られる中でドルが買い戻される展開となり、一時107.50円近辺を付けた。週末に発表された米3月雇用統計は、強弱入り混じる結果となり、またパウエルFRB(米連邦公開市場委員会)議長の講演でも、緩やかな利上げを指示する姿勢が維持され、影響は限定的だったものの、前日にトランプ大統領が中国への制裁関税を指示したことが重しとなり、106.90円近辺で越週した。