マーケット市況情報

2018年02月13日 10時00分

2018年1月の貴金属市況2018年02月13日 10時00分

価格ベース
金 US$:LBMA Price 円建:税抜参考小売価格
プラチナ US$:   〃   円建:   〃

金(Gold)
■ドル建て金相場
1,312.80ドルでスタートした1月のドル建て金相場は、先月からの堅調地合いを維持すると、ミサイル発射懸念が燻る北朝鮮情勢の緊張を背景に1,320ドル台前半まで値を伸ばしたが、米10年債利回り上昇を手掛かりにドルが反発すると9日に月間最安値の1,311.00ドルまで値を下げた。
その後は、中国政府による米国債購入減額・停止報道やECB理事会議事要旨による欧州金融緩和縮小観測などが材料視されたことから対ユーロでドルが下落すると1,340ドル台前半まで上伸。この価格レベルでは投機筋の利益確定の売りも巻き込み、上値は限定的。米政府の暫定予算失効に伴う政府機関一部閉鎖を受けた警戒感から強含んだあとは、米財務長官のドル安容認発言をきっかけにドルが大きく下落し、25日に月間最高値の1,360.25ドルまで急騰。その後は、米大統領が強いドルを支持するとの発言で修正を行ってきたことで金への資金流入も落ち着きを取り戻し、月末にかけて米長期金利上昇も相俟って上値を削ると月末31日には1,345.05ドルまで下落して終了。

■円建て金相場
4,824円でスタートした1月の円建て金相場は、ドル建て金相場の上昇に伴って9日に月間最高値の4,827円をつけたあとは、月末にかけてドル建て相場は上伸したもののドル安が進行し、月末31日に月間最安値の4,719円で終了。

プラチナ(Platinum)
■ドル建てプラチナ相場
937ドルでスタートした1月のドル建てプラチナ相場は、同日2日のロンドン時間午後に月間最安値の936ドルをつけたあとは、北朝鮮情勢の緊張などを手掛かりに金相場が上昇すると下値を切り上げ、強含む南アランドもサポート材料となり上伸。加えて、中国の米国債購入減額・停止や米国NAFTA離脱検討の報道を受け1,000ドル近辺まで続伸。その後は売り買い交錯するも、米暫定予算失効に伴う政府機関の一部閉鎖懸念の台頭からドルが弱含んだことで1,010ドル台後半まで値を伸ばした。
しかし、この価格水準では上値は重く、投機筋の利益確定の売りに上値を抑えられ、990ドル近辺まで反落。その後の米国緊急輸入制限発動をきっかけにした貿易摩擦に対する懸念や米財務長官のドル安容認発言によるドルの急落がサポート材料となり、25日に月間最高値の1,020ドルまで反発。その後は、米大統領の強いドルを望むとの発言を受け、軟調地合いへと転換し月末31日には1,003ドルで終了。

■円建てプラチナ相場
月間最安値の3,551円でスタートした1月の円建てプラチナ相場は、ドル円為替相場が月を通して軟調地合いにあったものの、ドル建てプラチナ相場が堅調に推移したことで22日に月間最高値の3,678円をつけた。月末にかけて、ドル建て相場も下落したことでやや値を落とし3,573円で終了。

銀(Silver)
■ドル建て銀相場
17.06ドルでスタートした1月のドル建て銀相場は北朝鮮のミサイル発射懸念の台頭や米長期金利の上昇等、強弱入り交じる材料の中で17.00ドル〜17.20ドルのレンジ相場が続いたが、月の半ばにかけて中国政府による米国債購入減額・停止報道や欧州金融緩和縮小観測などが材料視され、対ユーロでドルの下落が進むと17.40ドル近辺まで上伸。
その後は原油相場や非鉄金属の下落から徐々に上値が削られ、23日に月間最安値の16.98ドルまで沈んだが翌24日には米財務長官のドル安容認発言をきっかけに25日のロンドン時間午後に月間最高値の17.52ドルまで急騰。月末にかけて米大統領によるドル安発言の軌道修正を受けて値を落とすと31日には17.23ドルまで下落して終了。

■円建て銀相場
月間最高値の65.10円でスタートした1月の円建て銀相場は、軟調なドル円為替相場に伴い上値を削ると63円台まで下落。月末にかけて、ドル建て銀相場の急騰により値を戻す局面もみられたが上値は重く月末31日に月間最安値の62.80円で終了。

■為替
112.75円でスタートした1月のドル円為替相場は、日経平均株価の上昇を背景に円安基調となると、米雇用統計の結果を受け反落する場面もみられたが、9日には月間最高値の113.16円まで値を伸ばした。その後は、日本銀行による国債買入れオペが予想外に減額されたことから徐々に円買いが強まると、中国の米国債購入減額・停止や米国NAFTA離脱検討といった報道の中で下げ足を強め、111円台前半まで急落。
その後は、米暫定予算失効による政府機関の閉鎖懸念や米株価の最高値更新や堅調な日経平均株価を背景に111円近辺で揉み合うと、米大統領が緊急輸入制限発動を容認したことで貿易摩擦の懸念が台頭し弱含むと、米財務長官のドル安容認発言を受け109円近辺まで下げ足を強めた。その後、米大統領の最終的には強いドルを望むとの発言に一時109円台中盤まで値を戻すも、日銀総裁の物価目標を巡る発言を手掛かりに下落に転じると、29日には月間最安値の108.71まで値を落とした。月末31日にはやや値を戻し108.79円で終了。

名称
FOMC 連邦公開市場委員会 ECB 欧州中央銀行 NAFTA 北米自由貿易協定

以上