マーケット市況情報

2017年03月07日 10時00分

週報(2/27〜3/3)2017年03月07日 10時00分

1030ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、週初は一時的に金相場の上昇につられ1050ドル近辺に上昇する場面もあったものの、基本的にはトランプ米大統領の議会演説を控えて様子見ムードとなり、1030ドル近辺で揉み合う展開を続けた。迎えた議会演説に目新しい内容はなかったものの、一兆ドルのインフラ投資や税制改革等の方針が好感されたこと、不透明感の高いイベントが無事終了したことへの安心感からリスクオンムードとなると、ドルの上昇や金相場の下落を背景に軟調に推移した。その後も、議会演説後に史上最高値を更新した米株式の反落や続落する金相場を背景に下落し、980ドル台前半まで下げ幅を広げた。週末には次回FOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げがほぼ確実とされるなかで利食い売りから下落したドルを受けて990ドル台後半まで上昇して越週した。

1250ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、28日にトランプ米大統領の就任後初となる議会演説を前にした警戒感により下落したドルを背景に1260ドル台中盤まで上昇したものの、すぐに利益確定の売りに押され反落した。迎えた議会演説ではこれといった目新しい内容は無かったものの、「大統領らしかった」との評価や不透明性が高いイベントが無事終了したことへの安心感から下落すると、市場の注目が3月FOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げに集中するなか、FRB(米連邦準備理事会)高官から利上げを後押しする発言が相次いだことを背景に軟調に推移した。2日には米新規失業保険申請者件数が記録的な低水準となったことや週末にはイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演で3月の利上げが示唆されたことから軟調に推移し1220ドル台中盤にて越週した。

18.40ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、トランプ大統領の演説が無事終了した安心感や週を通してFRB(米連邦準備理事会)高官から利上げを後押しする発言が相次いだことを背景に金相場が軟調に推移した一方で底堅く推移し、18.25-18.50ドル近辺の狭いレンジで揉み合う展開が続いていた。しかし、2日にはパウエルFRB(米連邦準備理事会)理事の「3月利上げの条件は整っている」との発言を契機に金相場が下げ幅を一気に拡大したことや、非鉄金属相場の大幅な下落を背景に急落し17.60ドル台をつけた。その後はドルの下落や安値拾いの買いからやや値を上げると18.00ドル台後半で越週した。

112.10円近辺でスタートした先週の円相場は、週初、トランプ大統領による国防費やインフラ投資を増額するとの発言や、FRB高官の発言を受けた利上げ観測の高まりを背景としたドル買いから軟調に推移したものの、トランプ大統領の議会演説を控えた警戒感から利益確定のドル売りから週初の水準に戻すと、議会演説後は、目新しさはないものの、無事に終了した安心感や1兆円のインフラ投資や税制改革の推進などの発言に好感した米株式の上昇によるリスクオンの展開から113円台に突入した。その後も、利上げに対して慎重派とされていたパウエルFRB(米連邦準備理事会)理事からも3月利上げ示唆する発言がでるなど、利上げ観測が高まる中で良好な米経済指標も後押しとなり114.60円近辺まで下落した。週末のイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演でも利上げが強く示唆されたものの、3月利上げがほぼ織り込み済みとなったことで、ドルの利食い売りから上昇し114.05円近辺で越週した。