マーケット市況情報

2016年11月15日 10時00分

週報(11/7〜11/11)2016年11月15日 10時00分

1000ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、FBIがクリントン氏の私用メール問題について訴追しないとの報道を受けて、米大統領選挙でのクリントン氏優勢の見方が強まったことで上昇した米株式を好感し堅調に推移した。同選挙後は開票が進むにつれてトランプ氏の当選が確実視されると、リスク回避志向の高まりから金相場の急騰や対主要通貨でのドルの下落を受けて一時1026ドル近辺まで上昇した。しかし、トランプ氏の勝利宣言が予想外に穏健的だったことや経済政策への期待感からドルが反発したことを受けて下落すると、米株式の上昇を好感した買いが優勢となる場面も見られたものの、大幅な下落を続ける金相場につられて水準を切り下げ940ドル台前半で越週した。

1295ドル近辺でスタートした先週の金相場は、FBIがクリントン氏の私用メール問題について訴追しないとの報道を受けて、米大統領選挙への警戒感が後退したことを背景に売り優勢となると1275ドル近辺まで下落して投票日を迎えた。序盤はクリントン氏優勢の見方が強かったものの、支持率が拮抗する激戦州をトランプ氏が制していくにつれてリスク回避志向の高まりから上昇すると、対主要通貨でのドルの大幅安も支援材料となり一時1338ドル近辺をつけた。しかし、トランプ氏の勝利宣言の内容が意外に穏健的であったために市場に安心感が広がったことで反落すると、金融規制の緩和やインフラ投資など政策への期待感の高まりから史上最高値を更新した米株式やドルの上昇を受けて下げ幅を広げ1220ドル台中盤で越週した。

18.25ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、週初は米大統領選挙を控えた様子見ムードのなかで積極的な売買は控えられた。同選挙後はトランプ氏の当選を受けたリスク回避志向の高まりから上昇した金相場につられ急騰したものの20ドルは超えられずに反落すると、トランプ氏の勝利宣言の内容が予想外に穏健的であったために市場に安心感が広がったことで反落した金相場の下落に伴い18ドル台前半まで値を下げた。週後半は金相場の下落につられた売りの一方でトランプ氏の掲げるインフラ投資への期待感から上昇したベースメタル相場を好感した買いも活発となり18ドル台後半で激しく揉み合う展開となった。しかし、週末になると利益確定の売りが優勢となり17.40ドル近辺まで大幅に下落して越週した。

104.40円近辺でスタートした先週の円相場は、FBIがクリントン氏の私用メール問題を訴追しない方針を決定したことで、米大統領選挙への警戒感の後退からドル買い優勢となり105円台まで下落した。同選挙後は予想に反したトランプ氏の当選を背景にリスク回避志向の高まりや日経平均の急落を受けて一時101.20円近辺まで上昇したものの、大統領選挙が終わったことへの安心感や、トランプ氏の勝利宣言が意外に穏健的な内容であったために反落すると、金融規制の緩和やインフラ投資など経済政策への期待感の高まりから105円台に急落、その後も日米の株価の上昇を背景に106.95円近辺まで円安が進行したものの107円間近では反発し106.70円近辺で越週した。